だきらぼ

だっきーがお送りする考え方と思考の場

最近よく聞く発達障がいって何を指すの

どうも、だっきーです
冬が近づいてきましたね。風邪に気を付けてくださいね

 

ここ5年ぐらいで「発達障がい」への関心が世間一般に広がりつつあるな..と思いつつあります。
そんな感じしませんか?


例えば、Twitterとかでも「わたし、ASD自閉症スペクトラム)で..」とか「ADHD(注意欠如多動症)なので..」というものを自分の自己紹介の一部に入れる人もいるぐらいです。でも、そんなことをSNSに更新したところで何の解決にもならず..

 

“そういう人(発達障がい)なのね”

 

と、見られるだけだというのも事実なのです。むしろ、アピールがマイナスイメージを植え付けてしまい、発達障がいだと言おうと思っても言えない人が苦しんでしまう場合もあります。ある意味では発達障がいの特質がSNSで出てしまっているといえるのですが..。

 

ちなみに、発達障がいは「DSM精神障害の診断と統計マニュアル」や「ICD:国際疾病分類」にて診断されます。だから、誰もが「発達障がい」になれるかというとそういうわけではなのです。

 

よく聞く、ASDは「Autism Spectrum Disorder(自閉症スペクトラム)」で、ADHDは「Attention–deficit hyperactivity disorder(注意欠如多動症)」の頭文字で略称しています。

 

今回は、「発達障がいの人たちは何を考え、どのように苦しんでいるのか」ということを考えてみたいと思います。広く複雑な内容なのでこれ以外にもためになりそうなリンクも貼っていますのでそれを確認しながら理解を深めるといいでしょう。

 

 

【全く知らない人へ】発達障がいって?

発達障がいは「DSM」と「ICD」の二つから診断していると最初に書きました。はじめにお伝えすると、風邪のように誰もが診断される病気ではないし、うつ病統合失調症のように途中から診断されるというものではないということを知る必要があるのです。

 

政府広報オンラインという国が出している広報で発達障がいに関する情報も発信しています。最初の一文がとてもしっくり来たので太字にしたところだけでもぜひとも読んでいただきたい。

発達障害は、脳機能の発達が関係する障害です。発達障害がある人は、コミュニケーションや対人関係をつくるのが苦手です。また、その行動や態度は「自分勝手」とか「変わった人」「困った人」と誤解され、敬遠されることも少なくありません。それが、親のしつけや教育の問題ではなく、脳機能の障害によるものだと理解すれば、周囲の人の接し方も変わってくるのではないでしょうか。

 

少し前までは、親の教育が発達障がいを引き起こしたんだ..という議論がされていました。そのため、発達障がいの診断をされた子どもは学校でも異質に見られ、家でもできない我が子を厳しくつけられるということがあったとのことです。私たちですら、学校の成績や会社の業績で比べられるとあまりいい気分がしません。当然のことながら、発達障がいの子も人の子なので悩んだりします。

 

 

【全く知らない人へ】ASDADHDって?

そんな発達障がいでよく聞くのが「ASDADHD」の2つです。1度は聞いたことあるのではないでしょうか。なぜ、そんなに聞かれるワードなのかというと、行動面からわかりやすい障がいであるからだと考えられます。

 

ASDADHD」は、小学校のクラスで悪目立ちしてしまうことがあります。いくつか考えられそうなものを挙げてみます。ASDADHDの特徴がわかりますか。

 

例)授業中に黒板を写さなければいけない状況で目の前の虫に注意が移り、黒板を見れなくなり虫を追いかけ始める

 

例)時間ぴったりに授業が始まらないとイライラしてしまう

 

例)マルチタスクを必要とするとき、どちらか一つしか行うことができずに困る

 

これらは、一例であり、当てはまったからといってASDADHDだと決めつけてはいけません。発達障がいに近しい傾向があるかもしれません。日常に支障をきたし始めた場合は精神科医心療内科に診断してもらうのも一つの手だと言えます。

 

2つの診断基準を簡潔に説明させていただきます。

必要な部分は引用し抜粋しますので順に説明します。

 

ASDは4つの診断カテゴリーがあり、それぞれの項目に当てはまっている数で診断されます。

A:社会的コミュニケーションおよび相互関係における持続的障害

B:限定された反復する様式の行動、興味、活動

C:症状は発達早期の段階で必ず出現するが、後になって明らかになるものもある

D:症状は社会や職業その他の重要な機能に重大な障害を引き起こしている

 

自閉症スペクトラム(DSM-5の診断基準)を見ていただけると詳細項目を知ることもできます。大切なのは4つのカテゴリーで構成されており、幼少期から診断する際にも行動が当てはまるかを確認するものです。

 

 

ADHDは6つのカテゴリーがあり、当てはまっている個数で診断が決められます。

A1:不注意症状が6つ(17歳以上では5つ)以上あり、6ヵ月以上わたって持続している

A2:多動性/衝動性の症状が6つ(17歳以上では5つ)以上あり、6ヶ月以上にわたって持続している

B:不注意、多動性/衝動性の症状のいくつかは12歳までに存在していた。

C:不注意、多動性/衝動性の症状のいくつかは2つ以上の環境(家庭・学校・職場・社交場面など)で存在している。

D:症状が社会・学業・職業機能を損ねている明らかな証拠がある。

E:統合失調症や他の精神障害の経過で生じたのではなく、それらで説明することもできない。

 

ADHD(注意欠如・多動症)のDSM-5の診断基準を見ると項目の詳細がわかります。A1にはケアレスミスや忘れ物、A2にはしゃべりすぎや待つことの苦手といった項目も含まれます。

 

診断はこれ以外にWISC(大人はWAIS)やK式検査で能力を診断し、総合的観点から診断名をつけている場合がほとんどです(カウンセリングも行われますね)。診断について気になる方はこういう情報サイトも見ると勉強になるでしょう。

 

発達障害の診断基準とは? DSM-5から見る発達障害 : 診断・特性 - 株式会社Kaien

WISC™-IV知能検査 | 検査詳細 | 心理検査 | 日本文化科学社

 

よく聞く発達障がいとあまり聞かない発達障がい

 発達障がいは、 政府広報オンラインで発表されているように学習障害(LD)、トゥレット症候群(運動チックと音声チックの併発)、吃音という症状も発達障がいに含まれるのです。ADD(注意欠如症)も聞くようで聞かない診断名だと思います。

 

ASDADHDのように目立つことがないですが、個人レベルや少人数レベルで困ってしまう人たちなのです。教師もなかなか築くことはありませんし、そういう個性だと言ってしまえばそう聞こえなくもない診断になってしまうのです(当事者は気づかれなくつらい)。

 

少し前に広汎性発達障害(PDD)という診断名がありましたが、現在はASDのひとくくりにされています。ということはASDの中に自閉症アスペルガー症候群、レット症候群、特定不能の広汎性発達障害が診断として入っているのです。

 

 

SNSで見る発達障がいの大半って

冒頭に書いた「わたしASDで..」ということをTwitterで見かける機会が増えました。ある意味では、マイナスイメージがない言葉になったという風に捉えることもできるでしょう。それは、自分こういう人格なんだといえる場ができたのかな ..とも思います。

 

しかし、ASDの診断には軽度・中度・重度の3つのレベルに分類されます。

  • 軽度:レベル1(一定の支援が必要)
  • 中度:レベル2(多くの支援が必要)
  • 重度:レベル3(極めて強力な支援が必要)

 

上記の3つに分けられています。自閉症スペクトラムスペクトラムには軽症な特性と重症な特性が連続的にある状態だからだといわれています。そんな中でも比較的軽度のASDの方は通常学級で授業を受ける場合もありますが、特別支援級でSSTを学びながら過ごす人もいます。

 

SNS等で「わたしASDで..」というのは多くの割合で軽度のASDであると考えられます。風邪とかと異なり一度診断名を告げられるとずっと診断名は残ります。だからこそ、ASDであることをSNS上で告白し、今までに体験して苦しんだことを話せる場ができたのはよいことだと思います。

 

SNS等で「自分が発達障がいがある」という発言がで始めた背景には、有名人が発達障がいであることを発表することや歴史の偉人がアスペルガーだったという報告が相次いで出たからです。2つほどサイトを乗せますがこういう人もいるんだなぁという感じで見るのがいいでしょう。(何事も深く信じることはよくないです)

 

アスペルガー症候群を公表している有名人・芸能人一覧。エピソードまとめ | 大人女子のライフマガジンPinky[ピンキー]

 ・実はアスペルガーだった偉人 | 発達障害とは

 

ASDの中でも特に跳びぬけた能力がある人はサヴァン症候群といわれますが、先ほどのリンク先である偉人がそのような能力を持っているのかもしれませんね。

 

サヴァン症候群とは?発達障害との診断の違いは?種類や、突出した記憶力といった能力などについて解説します。 | LITALICO仕事ナビ

 

このように、最近は「」という表現をし、比較的認知度の高いASDADHDは「こういうことだったらできます」ということをSNSを媒体に発信できるようになったのではないかな..と思いました。

 

私たちはネットを通じてだったら健常かもしれない

 先ほどSNSを媒介することでASDであること、ADHDであることを告白することができるようになったと書いていきました。大きな影響は有名な芸能人が発達障がいであることをメディアにあげてくれていることが、診断を受けた人にとっては「成功する人もいるんだ」という励みになるのでしょう。

 

だけども、教育で発達障がいに関するものを義務教育期間で行われていないので、当事者に会って、初めて知り、軽蔑した目で見てしまう、ということもこの先もあり得るのが現実です。

 

だったら、教育で教えれば..と安易に思う人もいるでしょう。思春期に入り、自分のことを少しずつ獲得していく時期に、自分と周りは違うんだということを教師がクラスに伝えると、そこからいじめや登校拒否などの2次被害が起こるかもしれないからです。

 

次のようなことが考えられます。

  1. 教育で伝えられる教師の技量が求められる
  2. 教師は当事者でもないので下手に伝えることもできない
  3. 全国の教員が一定の発達障がいへの関心をもてるかの疑念

簡単に変わることもない教育ですが、当事者が増えている状況で社会が変わらないといけないのではないか、という空気が感じつつあります。どのように変わるのかは予測できませんが..

 

ASDADHDは行動面からはわかりやすいのですが、SNSではどうでしょうか。Twitterを例えにしますが、ADHD気質であれば、投稿回数が以上に多いとか、初見で興味を持った人に対等であるかのように失礼なリプを送るといったことが見られるかもしれませんね。ASDであれば、ツイートにも何かしらのこだわりがあり、同色傾向の内容で固めるということもあるでしょう。だけども、Twitterを見る人は見る時間もリプを返す時間もそれぞれ自由に返信します。

 

人と直接会わなければ、「少し変わっているのかな」と思うだけでほとんど対等にSNSを通じてコミュニケーションを取ることができるのだろうと思います。それでも、文脈が読めなくて困るということもありますが...。

 

SNSは、匿名性も確保できているので、ある意味差別的に見られることもなく対等に扱われる場でありますが、そんな中でも「自分の診断名」を公表して、セルフハンディキャッピングのようなことをしているのではないでしょうか。

 

セルフハンディキャッピングとは...

失敗の原因となる外的要因をつくりだすことで、失敗しても自己評価の低下を下げる行為。

 

徐々に、「発達障がい」の認知度が上がりつつある今だからこそ、「苦しみ」や「悩み」というものを発言し、発信することができたのではないかな..とも考えられますね。

 

 個人的なまとめ(意見)

 世間が発達障がいへの見方がより良い方向へ変わりつつある世界になりつつあります。1943年のカナーが自閉症の症例を発見してから80年が経とうとしています。その中でも自閉症に関する理解が深まり、同時に発達障がいに関する関心も増えてきたのは良いことだなぁ..と思います。

 

そんな中でも、今回はSNSを題材に考えてみました。Twitterは2006年に開発されたアプリですので、古いように感じても13年しかたっていないのです。10年とちょっと経った現在、発達障がいの当事者がSNS上に出てこれるようになったのではないでしょうか。

 

SNS上に出られるというのは「当事者の悩みの声」や「今まで浮上していなかった問題」が少しずつ明らかになってきたのです。発達障がいに縁がなく、初めて見聞きした人にとっては「図々しい」や「コミュニケーションの取りにくい」といった良くない印象を持つかもしれません。

 

発達障がいの診断を受ける人が年々増えているのも現状で、当事者たちの生きやすい空間がそのうちできるのではないかとも考えられます。「大人の当事者の会」等ありますが、発達障がいに関心が社会に浸透してきているのかなとも感じつつあります。

 

 今回のリンクサイト (深く勉強したい人へ)

理解する ~発達障害って何だろう?~ | 政府広報オンライン 

自閉症スペクトラム(DSM-5の診断基準)

ADHD(注意欠如・多動性障害)のDSM-5の診断基準

発達障害の診断基準とは? DSM-5から見る発達障害 : 診断・特性 - 株式会社Kaien

WISC™-IV知能検査 | 検査詳細 | 心理検査 | 日本文化科学社

アスペルガー症候群を公表している有名人・芸能人一覧。エピソードまとめ | 大人女子のライフマガジンPinky[ピンキー]

実はアスペルガーだった偉人 | 発達障害とは

サヴァン症候群とは?発達障害との診断の違いは?種類や、突出した記憶力といった能力などについて解説します。 | LITALICO仕事ナビ